安全・信頼性推進部では、国際的なコミュニケーションとして、NASA/ESA/JAXA三極S&MA会合、TRISMAC (Trilateral Safety & Mission Assurance Conference)、IAASS (International Association for the Advancement of Space Safety)を実施しています。
三極のこれまでの知見の共有と三極間の差異の認識、国際協力ミッションでの活用を目的とし、三極間でS&MA関連教育の教材の交換を行っています。
三極のS&MA要求の相互理解を深め、国際協力プロジェクトにおける円滑なプロジェクト活動の実施を支援するためS&MA標準の比較を実施しています。
三極間で公開可能な不具合情報を共有するため、新規アラートと年間アラートリストを交換する活動を2016年から行っています。
AIや金属3Dプリンターなど様々な技術革新を、宇宙分野に適用するための検討が各機関で進められており、三極間でも活発な事例共有が進んでいます。
近年、宇宙分野に新規参入する企業が世界中で増えています。各機関における新規参入企業への対応状況や支援状況、あるいは新規参入企業ならではの新たな開発手法の動向などについて知見共有を行っています。TRISMAC 2021では、日本からはQPS研究所の大西CEOに登壇いただきました(https://i-qps.net/news/515)
TRISMAC2021TRISMAC2021はJAXAが主催者となり、コロナ禍において、はじめてオンライン開催により実施しました。会議のテーマは「S&MA in Diversifying Space Activities」、宇宙活動の多様化、技術の革新・多様化を踏まえつつ、各国の参加者が最新情報と教訓等を紹介しました。
また国内では、宇宙航空関連企業とのS&MAに関する意見交換会、宇宙航空分野における安全・ミッション保証功労賞による外部表彰を実施しています。