再突入溶融解析ツール(ORSAT-J)

JAXAではスペースデブリなどの再突入物体による地上への影響の評価を目的として、落下経路解析、溶融解析、傷害予測数計算を実施するためのツール「ORSAT-J」を維持・管理しています。

ORSAT-Jは、NASAのOrbital Debris Program Officeを参考とし、JAXAが整備したツールです。

人工衛星等の打上げ及び人工衛星の管理に関する法律の申請が必要な日本国内の事業者等(大学・企業・国の機関等)のうち、宇宙機を開発する方及び軌道上に機体が残るロケットを開発する方に貸与をしております。

ORSAT-Jを利用希望の方は、利用規約をご確認の上利用申請書に必要事項を記載し、下記メールアドレスまで送付下さい。

【申請上の注意】

解析したい宇宙物体がCubeSatや小型衛星の場合:

以下のご検討をお薦めします。

(1)衛星構体として使用される主な部材の溶融限界図を、関連技術文書「(1)宇宙物体の再突入溶融解析マニュアル(CAA-109029-0E)」に掲載しています。当該マニュアルをご確認いただき、解析対象の宇宙機の大きさ、質量が溶融範囲にあれば溶融(消滅)すると言えます。解析対象宇宙機の大きさ、質量が残存範囲であれば個別に溶融解析を行ってください。

(2)NASAが無償提供している簡易評価ツール(DAS)を用い、簡易解析を行うことができます。以下のURLから入手可能です。
https://software.nasa.gov/software/MSC-26690-1

解析したい宇宙機が大型(100kg以上)である場合、あるいは難燃性の材料を使用している場合:

ORSAT-Jをご利用ください。

なお、ORSAT-Jを適切にご利用いただくには、JAXAが開催する講習会(年1回実施)への参加等により、モデリングや解析条件の設定の仕方等について習熟していただく必要があります。このため、新規ユーザの方は、少なくとも1度は講習会に参加いただいた上で利用を開始いただくようお願いいたします。(講習会に参加されたことが無い方からの使用方法等に係るご質問にはお答えいたしかねます。)
講習会への参加に先行してORSAT-Jツールを提供することは可能です。

【ORSAT-J講習会】

JAXAではORSAT-Jの現ユーザや、今後使用予定の方々を対象とした講習会を開催しております。
開催時期は、毎年9月~11月頃です。現ユーザの方々には、開催日が決まり次第、登録いただいているアドレス宛に詳細をご連絡いたします。
今後ORSAT-Jを利用予定で、講習会への参加を希望される方は、下記メールアドレスまで、その旨ご連絡ください。開催日が決まり次第、詳細をご連絡いたします。

利用規約 利用申請書

【関連技術文書】

ORSAT-Jv5の使用を補助する技術文書です。

(1)宇宙物体の再突入溶融解析マニュアル(CAA-109029-0E

【FAQ】 :ORSAT-Jv5 FAQ

【動作環境】

<EWS>

  • CPU Corei5-8265U 程度 OS RHEL7.6 以上 推奨メモリ容量 8GB 程度 推奨ハードディスク容量 1GB 程度
  • Linux g++ 4.8.5以上

<PC>

  • OS Windows 10 以上(64bit 版) (動作検証はWindows10にて実施しております) 推奨メモリ容量 8GB 程度
    推奨ハードディスク容量 1GB 程度
  • Microsoft(R) C/C++ Optimizing Compiler Ver.19以上(cl)
    Microsoft(R) Visual C# Compiler Ver.3以上(csc)